フランチャイズ

コンビニに塾に居酒屋に——。
街を見わたせば、多くのフランチャイズチェーン店が軒を連ねています。
独立・起業の選択肢としてフランチャイズが一般化してきました。
一方で、意外にも知らないことばかり……。

「フランチャイズとは？」という基本的な仕組みやシステム。
そして、フランチャイズのメリットやデメリット。
そして数あるフランチャイズのなかからどのように選べば良いのか？
これからフランチャイズ加盟を検討している人向けにご紹介していきます。

フランチャイズというシステム

フランチャイズはビジネスモデルのひとつで、
個人や法人などがが対価（ロイヤリティ）を支払う代わりに、
お店の名前や看板、商品・サービスを販売する権利を得られるシステムです。

契約を結んだ加盟店は、フランチャイズ本部が培ってきた
専門的な経営ノウハウやサポートを受けられるので、
いちから事業を起こすよりも比較的スムーズに
ビジネスを軌道に乗せられるというメリットがあります。

フランチャイズを語るうえで、
「フランチャイザー」と「フランチェイジー」という言葉が用いられます。

フランチャイザーはフランチャイズ本部のこと。
フランチャイジーはフランチャイズに加盟したオーナーのことを指します。

またフランチャイズ研究会の定義では、30店舗以上展開し、
かつフランチャイズでの売上額が20億円以上のフランチャイジーを
「メガフランチャイジー」と表現することもあります。

フランチャイズチェーンとは

フランチャイズの代表例としてよくコンビニエンスストアが挙げられます。
他にも、飲食店や学習塾・フィットネスジム・買取専門店・介護サービスなども
フランチャイズ展開していることが多く、
じつは「普段、利用しているお店やサービスがフランチャイズだった」
なんてことも珍しくありません。

日本フランチャイズチェーン協会が2019年に発表した
「フランチャイズチェーン統計調査」によると、
2018年度の日本国内のフランチャイズチェーン数は1328チェーンで、
総店舗数は26万4556店舗にも及ぶとのこと。
身の回りにフランチャイズチェーン店を経営されている人が
たくさんいらっしゃるという事になりますね。

フランチャイズチェーン全体の2018年度における売上高はおよそ26兆2118億円。2017年度よりも6520億円ほど増えているとのことでした。
この数字は、日本フードサービス協会が推計した
2018年の外食市場規模の25兆7,692億円に規模となっています。

なお、9年連続で増加しているというデータもあり、
今後も様々な分野で、引き続きフランチャイズ全体の売上増が
期待できる結果となっています。

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